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はじめに|カナダのスーパーで必ず見る金色の箱
カナダのスーパーに行くと、ある時期から必ず目に入ってくるものがあります。
それが、金色の箱に入った Ferrero Rocher です。
クリスマス前になると一気に存在感が増すフェレロ
11月後半になると、突然売り場の雰囲気が変わります。
気づけばフェレロが、どんどん前へ、前へと出てきます。

入口近くにパレット単位で積まれ、
「とりあえず目に入る」状態が完成します。
いかにも北米らしい、迷わせない売り方です。
バレンタインまで続くカナダのチョコ売り場
このフェレロ中心のチョコ売り場、
実はクリスマスが終わっても消えません。
そのままバレンタインまで、延々と続きます。
ちなみに正直に言うと、
私はフェレロ派ではありません。
洋チョコなら Lindt 派、
日本の板チョコなら ガーナ 派です。
ちなみに GODIVA は、
日本ではおなじみですが、私はカナダのスーパーで見かけた記憶がほとんどありません。
そして最近、そのガーナが日本で200円と聞き、
別の意味で衝撃を受けました。
フェレロは「ちょうどいい」チョコレート
高級すぎない、安すぎない価格帯
フェレロは、明らかに高級チョコではありません。
でも、安っぽくもない。

金色の包み紙が一粒ずつ並んでいて、
箱を開けた瞬間に「ちゃんと感」が出る。
カナダのイベント時期はフェレロ一強
リンツなど他の選択肢もありますが、
イベントシーズンになると、体感ではフェレロ一強です。
- クリスマスに
- 自宅パーティー
- オフィスの持ち寄り
- があると、誰かが必ずフェレロを持ってきています。
まさに定番中の定番です。
カナダではチョコレートがよく消費されている理由
日本はイベント性、カナダはギフト文化
日本では、チョコレートは
イベント、限定、自分へのご褒美
という文脈が強い印象があります。
一方カナダでは、
チョコレートは「人に渡すもの」として使われる場面が多くあります。
気候もチョコ消費を後押ししている
また、夏場も日本ほど暑くならないため、室内に置いていてもチョコレートがドロドロに溶けることはあまりありません。
その結果、日常的にも季節的にも、チョコレートがよく消費されます。
世界のチョコレート消費量ランキングから見る違い
この文化差は、消費量の数字にもはっきり表れています。
世界のチョコレート消費量ランキング(1人あたり・kg/年)
※ ランキングは ChocoConnect の「世界のチョコレート消費量ランキング」を基に整理しています(数値は参考値)。2024年頃の参考データとのことです。
| 順位 | 国名 | 年間消費量(kg/人) |
|---|---|---|
| 1 | スイス | 約 10.0kg |
| 2 | ドイツ | 約 9.2kg |
| 3 | イギリス | 約 8.0kg |
| 4 | ベルギー | 約 7.8kg |
| 5 | オーストリア | 約 7.5kg |
| 6 | ノルウェー | 約 7.0kg |
| 7 | フィンランド | 約 6.8kg |
| 8 | スウェーデン | 約 6.5kg |
| 9 | アイルランド | 約 6.3kg |
| 10 | カナダ | 約 6.0kg |
| — | 日本(参考) | 約 2.0kg |
数字を見ると、カナダは日本より上にあります。
このチョコレート消費量の差は、「ギフトで使われる量」の違いによるものだと感じています。
カナダは選択肢が少ないから代表が強い
カナダでギフト用のお菓子を探すと、
選択肢はかなり限られます。
チョコレートアソートか、クッキー。
その中で、代表として固定されたのがフェレロです。
ここで重要なのは、
「考えなくていい」ことの価値です。
日本は和菓子も洋菓子も選択肢が多すぎる
日本には
和菓子
洋菓子
ケーキ
シュークリーム
専門店のお菓子
があります。
選択肢が多いからこそ、
一強が生まれにくい。
まとめ|私はフェレロ派ではありません
正直に言えば、
フェレロは少しヌテっとしていて、あまりチョコレートらしさを感じません。
私はどちらかと言えばリンツ派です。
それでも、クリスマスが近づくと、
カナダのスーパーには金色の箱が山のように積まれます。
フェレロが選ばれ続ける理由は、
味ではなく、文化と習慣にあります。
「考えなくていい」「失敗しない」
その安心感が、毎年この光景を生み出しているのでしょう。
せめてリンツだったらな、と思いながら、
今日も私はフェレロの山を横目に、スーパーを後にします。
