最近、私の夫が少しずつ紙巻きタバコから葉巻へと移行しつつあります。これまで日常的に吸っていたのは、「Sail Classic」という葉巻タイプのたばこ(?たばこなのか、葉巻なのかあいまいなポジション)でした。「Sail Classic」はガソリンスタンドのすぐ隣にあるコンビニで簡単に手に入ることもあり、8本入りを1日1箱ペースで消費していました。
最初は「葉巻であれば、たばこを続けるよりは消費する本数も少ないので、健康面ではマシかな?」くらいに思っていたのですが、月にかかるコストを計算してみて驚きました。1日1箱×30日で、なんと月額540ドル。葉巻だけで540ドルは痛い出費だと考えました。
そこで「もう少し安くて、しかも味に満足できる葉巻があればいいのに」と考え、いくつかの選択肢を試すことにしました。ただ、「葉巻をやめる」という選択肢は夫にとって現実的ではなく、「無理なく続けられる美味しい葉巻」を探す旅が始まりました。
今回は、そんな中で出会った葉巻のお店について買いていきます。
目次
コンビニで売られている手軽な葉巻たち
カナダでは、ガソリンスタンドやコンビニエンスストアで販売されている葉巻がいくつかあります。一般的には手軽に買える反面、味や品質に大きな差があります。ここでは代表的な2つのブランドについて買いていきます。
Colts(コルツ)シリーズについて
カナダのガソリンスタンドやコンビニエンスストアに立ち寄ると、必ずと言っていいほど目にするのが、この「Colts(コルツ)」シリーズです。公式サイトはこちらへ

私たちが最初に購入したのは、20本入りで$16.29(税抜)の「Colts Special Original」でした。1本あたり約 $0.81 と非常にリーズナブルで、手軽に葉巻を始めてみたいという方にとっては、まさに入り口にぴったりの製品だと思います。
実際に吸ってみた夫の感想はというと…「うーん、軽すぎる。うまみが感じられない」とのことでした。結果的に、Coltsは1パックで終了し、我が家の選択肢からは外れることに。
とはいえ、Coltsシリーズ自体は種類がとても豊富で、さまざまなフレーバーやサイズ、強さの異なるモデルが展開されています。また、チップ付き(口元にプラスチックパーツあり)とチップなしの両方が販売されており、好みに合わせて選べる点も魅力の一つです。
ちなみに、下の写真に写っているのは「Colts Original」の8本入りタイプで、こちらは$16〜$18ほどで販売されています。価格としてはSail Classicと同程度で、こちらも気軽に楽しめる葉巻として多くの人に親しまれています。夫の感想はというと…「Colts Special Originalよりもまし」とのことでした。

葉巻の「チップ」とは、口にあたる吸い口部分につけられたプラスチックや木製のパーツのことです。
Sail Classic(セイル・クラシック)
夫が長く愛用していたのがこの「Sail Classic」です。チップあり・本格派のミニシガータイプで、しっかりとしたタバコ葉の風味が特徴です。吸いごたえもあり、葉巻に近い満足感が得られる製品ですが、価格が高すぎました。
カナダでは8本入りで$18〜$24が相場で、1本あたり約$2.25〜2.50とかなり割高です。味は非常に気に入っていたのですが、コスト面では継続が難しく、「良いけど高すぎる」というのが正直な感想でした。
葉巻のお店「Cigar Bodega」
このお店は、カナダ・オンタリオ州のマーカムにある葉巻専門店で、キューバ産・ニカラグア産の両方を取り扱っています。外観も温かみがあり、スタッフの対応も丁寧で、初心者にも親切に説明してくれます。
高級なキューバ葉巻(1本$50以上)も置いてありましたが、今回は金額的に断念。ただ、カナダではキューバ産葉巻を正規ルートで購入できるので、特別な日にぜひ試してみたいです。
葉巻カッターとは?
葉巻は片方が閉じているため、吸う前にカットする必要があります。
そのためには「葉巻カッター(シガーカッター)」が必要です。Cigar Bodegaではスイスアーミーナイフ型などさまざまなタイプが販売されていました。

ニカラグア産の葉巻に注目!
高価すぎるキューバ産を諦め、次に目を向けたのが「ニカラグア産」の葉巻でした。味も本格的でありながら、キューバ葉巻ほど高くない。まさに「おいしくて続けられる葉巻」を探す我が家にはぴったりの選択でした。
ニカラグア(Nicaragua)とは?
- 位置:中米、ホンジュラスとコスタリカの間に位置
- 首都:マナグア(Managua)
- 主な産業:農業、観光、葉巻
葉巻の名産地「エステリ(Estelí)」では、火山性の豊かな土壌と気候がタバコ栽培に最適とされており、フルボディで香り高い葉巻が多数生産されています。
なぜニカラグア産?
- 高品質な葉を使ったハンドメイド
- 葉巻職人の多くはキューバ出身
- 価格がキューバ産より安い
まさに、「価格を抑えつつ、本格的な葉巻を楽しみたい人」にとって理想的な選択肢です。
今回購入した葉巻(@Cigar Bodega)
今回、Markhamの「Cigar Bodega」でいくつか試してみました。

商品名 | 特徴 | 価格 |
---|---|---|
Azan – Corto (Singles) | ダークチョコ、シダー、バニラ、レザーの香りが重なるミディアムボディ | $1.50 |
Duran Baracoa – Toro | しっかりした吸いごたえのミディアム〜フル | $9.95 |
Junction – Natural Torpedo | スパイスとブラウンシュガーの香りが特徴的 | $5.95 |
Junction – Petit Robusto | やや短めながら濃厚な香り、バニラ・シダー系 | $4.50 |

特に Azan – Corto($1.50)はコスパが非常に良く、味わいも濃厚で、夫も「これは続けられる」と太鼓判。1箱まとめて購入し、今後も継続予定です。旦那はPetit Robustoが一番好きだと言っているので、時々そちらも購入しています。
まとめ
結果として、私たちの「葉巻探しの旅」はAzan – Corto (Singles)($1.50)という最高の出会いにたどり着きました。コストパフォーマンスも良く、味も香りも満足でき、以前のように1日8本吸う必要もなくなり、自然と消費量も減ったのはうれしい副産物でした。
これから葉巻を始めたい方や、今の葉巻に満足できていない方がいたら、ぜひニカラグア産の葉巻を試してみてください。「美味しくて続けられる葉巻」は、意外とすぐそばにあるのかもしれません。